Lilabo

トレーニングとコンディショニングで理想の体を手にいれる

今月の本棚: 2020年5月


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 すでに7月も半分を過ぎようかとしているのに5月に読んだ本をまとめている。

今回特におすすめなのは伊坂幸太郎のAXです。

殺し屋シリーズの3部作目ですが、マリアビートルみたいに次から次へと人が死ぬのをリアルな感触で味わうことはなく、明るく?読めるのでぜひ読んでみてほしい。

 

 

 

流浪の月、凪良ゆう、6版、東京創元社


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結局、2020年本屋大賞を取りましたね。

今まで、本屋大賞に挙がった作品は読んだことがなかったけど、たまたま目についたのでお買い上げ。

なので、この作者のほかの作品を知らないし先入観も何もなしで読んだ。徒手空拳の戦いだ。

読んだ後は、この主人公2人の一緒にいることが落ち着く、気の置けない関係が羨ましいと思った。

 

悪い意味で言うと依存しあっていると言うこともできるけど、その依存がマイナスに働かない。

人の悪意も善意も好意も、この2人にとってはすべてがノイズになる。

たった一人、2人を信じている少女を除いて。

 

現代の源氏物語?2人の年齢が離れているからそんな印象を受ける。ただ、この2人は他人との相互理解を諦めている感があって、もろ手を挙げて共感できたわけではない。たしかに、過去の事件から周りが自分たちに向けてくる反応を受け続けたらそうなるのかもしれないけど。

本好きである書店員さんが売りたい・勧めたいという本だけのことはあるな、という印象は正直なかった。

 

けど、やっぱり気の置けない関係というは羨ましい。

 

本屋大賞度:☆☆

 

流浪の月

流浪の月

  • 作者:凪良 ゆう
  • 発売日: 2019/08/29
  • メディア: Kindle版
 

 

FULL POWER、ベンジャミン・ハーディ、2版、サンマーク出版


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 意志力なんか役に立たない!

 

ダイエット続きますか?禁煙続きますか?

なんでも継続するには意志力に頼らず、環境を変えることから始まるという1冊。

 

経済力も、賢さも、やさしさも、すべては周囲の環境が影響して人の性格を作っている。だから、何かを成し遂げたい、何かを続けたいというのであれば、まずはそれに集中できる環境を作ることから始めないといけない。

 

たしかに、私も家に帰ったらテレビをつけてだらだら過ごすのがいやでテレビを売っぱらったし、お菓子とか食べ物があればだらだら食べてしまうので基本的には買わないようにしている。

 

最初はテレビがなくて音がないことにもやもやした気分だったけどそのうち慣れて本とか読む時間が増えたし、体重の増加も抑えられた。

 

これは自分の環境を少し変えた例だけど、海外旅行などで長期滞在をして環境をしばらく変えてみると物の考え方が変わるのも一例だと言える。

 

それがプラスに働くかマイナスに働くかはその人次第な気はするけど。

 

この本で一番共感できたのは、「ストレス」と「プレッシャー」は大事だが長くは続けれないので「リカバリー」が大事ということ。

 

年がら年中、ストレスにさらされてるとやっぱり辛いですよね。

 

なんか計画がうまく進まないな、どうすればもっとパフォーマンス高く物事を進めれるか、と悩んでるならサクッと読んでみるといいかも。

 

正月の計画は役に立たない度:☆☆☆☆

 

 

 

 

頭を鍛える5つの習慣、水上颯、1版、三笠書房


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 現役東大医学部生という著者。

読んでみた感想は、ターゲットは誰なんだって印象かな。

 

5つの習慣は、読書、勉強、記憶、時間、アウトプットという構成で、最後に自分が影響を受けた本を10冊紹介している。

 

著者自身が学生なので、基本的に社会人が読むより学生向けの内容に思えた。

 

東大医学部生である著者がどんな勉強方法や時間の使い方をしているか、授業の受け方について書かれている。

 

良かったなと思うのは、目標はスモールステップにわけて達成方法を考えること、勉強には環境を整えること、頭の中に自分なりの切り口を持っていること、の3点。

 

スモールステップにするのは細かく課題を分け、それが積みあがったときに目標が達成できるという方法。

 

環境を整えるのは、例えばスマホでよく使うアプリはアクセスするのをめんどくさくすること。そうすれば、簡単にスマホをチェックしようとはしなくなる。

 

この環境を整えるっていうのはかなり大事。上で紹介したFULL POWERでも同じように自分が集中して能力を発揮できる環境を作る必要があると言ってるしね。

 

3つ目は、自分なりの切り口を持っている。知識をひたすらつければよいというものではなく、その知識にどんなタグをつけれるかを考える。

 

しかし、この本でやってることを普段からやっているとしたら、水上さんは患者目線の良い医者になってくれるのではと期待してしまいますね。

 

ぜひ、そんな医者になってほしい。

 

学生は読んで損はない度:☆☆☆☆☆(内容のどれかは実践してほしい)

 

 

東大No.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣 (単行本)

東大No.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣 (単行本)

  • 作者:水上 颯
  • 発売日: 2019/09/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

上司のすごい一言、板越正彦、1版、かんき出版


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 上司なら一度は思う?(なったことないのでわかりませんが)であろう、「部下が自分で考えて動いてくれたらなぁ」を題材にした本。

 

部下のわくわくを引き出せばOK。そうすれば無理に褒める必要がなくなる。

 

基本的にコーチングの本ですね。

 

ただただ目標に向かって走れ!と言うだけでなく、部下をよく観察し説教せず本音ややる気を出させる。

 

著者はインテルで上司という立場になったが、部下の信頼がなく360度診断では最低レベルの評価を得てから部下との接し方を変え、その結果仕事で成果が出たということらしい。

 

内容は、上司と若手社員の田中君の状況に応じた対話が載っている。

やる気スイッチを入れる

壁にぶつかったときに支援する

評価を通じて部下を伸ばす

部下を自分で走らせるためのフォローアップ

 

この結果どうなるかというと、部下が自分で動くようになるので上司が自由を得ることができる。

 

サクッと読める内容なので、部下ができた、後輩ができた人にはお勧めできます。

 

2020年上期時点でも意外と本屋さんで見かけるので、売れてるのでしょう。

 

さぁ自分の仕事の時間を確保するために、部下・後輩に自分で動いてもらいましょう。

 

すごい一言度:☆☆☆

 

部下が自分で考えて動き出す 上司のすごいひと言

部下が自分で考えて動き出す 上司のすごいひと言

  • 作者:板越 正彦
  • 発売日: 2017/07/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

ギグ・エコノミー、ダイアン・マイケル、1版、日経BP


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 LIFE SHIFTと内容は同じようだが、こちらのほうがより具体的な感じ。

 

人生100年時代に突入しAIが発展していくなか、これまでの一つの会社で定年まで過ごしたり、高級なものを所有するという価値観や文化も少しずつ変わっている。

 

75年間にわたる人生の成功についての研究について少し述べられているけど、だいたい富や名声を持った人より、人間関係を大事にしていた人のほうが幸せだったらしい。

 

そうなると、長い人生でどう生きていくかと考えてみる。

 

スマホも脇に置き、邪魔されないなかで、自分の思うままに自分の成功を定義し書き出す。

 

そんなところから自分の人生、生き方に革命を起こしていこう。

 

LIFE SHIFTより具体的度:☆☆☆☆

 

 

ギグ・エコノミー

ギグ・エコノミー

 

 

ここらで広告コピーの本当の話をします。、小霜和也、3版、宣伝会議


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 「自分のキャッチコピーは何ですか?」

 

って問われてすぐさまコピーを言っちゃった人、アウト~。

 

コピーライター初心者やコピーに悩んでいる人向けに、広告コピーの本当の話が書かれている。といっても、コピー業界で働いたことがないから本当かは私にはわかりませんが、普通にフリーランスや会社員の人も参考になる内容でした。

 

コピーライターは”モノとヒトとの関係性を創る・改善する”職業で結果、物の価値を上げる。その結果、コピー1本100万円という対価をもらえるらしい。

 

コピー1本100万円ってお高いのかお安いのかいまいちパッとわからないですが、月2本くらい考え出せたら、まぁいい生活できますね。

 

本文で作者は自分のことをいじわるな人間といってますが、確かに文面からはいじわるそうな雰囲気がでてます(笑

ライターはモノの価値を上げるからお高い報酬がもらえるって書いてあって、お高い位置に留まられているなと思いました。なら他の仕事は価値が無いの?かってね。

 

とりあえず細かいいちゃもんは置いといて、本の内容自体は広告コピーとはどのように考えて作り出すものか、作者が考えるコピーライターとしての姿勢などが書いてあり、サクサク読めました。

 

ちなみに最初に自分のキャッチコピーを考えてもらったときにすぐに思いついたことをコピーにした人は、ライター初心者のようなのでこの本をお勧めします(笑

 

キャッチコピーを考えてる人向け度:☆☆☆☆

 

 

ここらで広告コピーの本当の話をします。 宣伝会議

ここらで広告コピーの本当の話をします。 宣伝会議

  • 作者:小霜和也
  • 発売日: 2014/11/07
  • メディア: Kindle版
 

 

現代文のオキテ55、鈴木鋭智、2版、中経出版


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 代々木ゼミナール国語科講師の著者(2014年当時)が現代文のオキテについて書いた本。

 

なんでこの本を買ったかというと、いまいち本の書いてあることが理解できないことが多いのと、自分の日本語自体が下手くそと感じていたので買った一冊。

 

読んでみた感想は、小学校高学年か中学生で習いたかった内容。今となってはうろ覚えの国語の授業、サ行4段活用とか連体形とか、この主人公が感じたことはここに書いてあるなど、そんな後になってから活用しないようなこと(基礎としては大事なのかもしれないけど)を延々と授業でやるよりは、国語の考え方・文章の構造を理解する方法のもっと時間をかけたほうが活用できるよ。

 

おかげさまで自分で考えた問題文の回答はほぼガッカリ答案に当てはまりました。。。

 

文部科学省が考える授業って何目指しているんですかね?

 

義務教育時点で読むべき度:☆☆☆☆☆

 

 

WORK RULES!、ラズロ・ボック、2015年8月13日、東洋経済


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重い、重すぎる一冊。物理的に重い。500ページあります。

 

重すぎるので、気になったポイントだけ挙げておきます。

革命を起こすのは、事業目標ではなく理念・道徳

高い透明性を保持し全社員が情報を共有していること

ニルバーナを求めること

 

採用活動するなら読んで損はない度:☆☆☆

 

 

 

ハードな仕事と長い人生の”重心”はどこにあるのか?、石川善樹、1版、NEWSPICKS


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 医学博士号を持つ著者の一冊。

 

こちらも100年時代に人生を充実させるにはどう戦略を立てるかについて書かれた1冊。

 

何で買ったかというと、ジャケ買い。写真では発色がよくないですが、現物はもっと際立ったオレンジ色。

 

ヒトの心理をついた装丁にまんまとひっかかって購入してみたが、人生の戦略を見つめなおすための動機には今一つ弱い感じを受けた。

 

「戦略はすなわち重心だ」ってホンマに言うてる?度:☆☆☆☆

 

 

 

一流の学び方、清水久三子、2017年8月10日、東洋経済


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 これだけ別記事でまとめているので、こちらをご覧ください。

https://www.labo-of-life.com/entry/Book_ichiryunomanabikata

 

学びの4ステップはわかりやすい度:☆☆☆☆

 

 

 

 

AX、伊坂幸太郎、初版、KADOKAWA


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殺し屋シリーズの3部作目。

 

主人公(おっさんだけど)はオビの通り恐妻家な殺し屋。

おっさんの通り名は”兜”

 

家族が大事、でもいつも妻の地雷を踏まないかを考え、友人が欲しくて、殺し屋稼業をやめたいという、これまでの殺し屋からするとちょっと変わった殺し屋、兜。

 

伊坂幸太郎作品はそれなりに揃ってるけど、初めて読みながら笑ってしまった。

 

あまり詳細はかけないけども、美人な殺し屋と対峙したときの兜の慌てよう。

 

これまでとちょっとかわった殺し屋兜。

 

家族思いな殺し屋の人生、面白いです。

 

妻も息子も大事な恐妻家度:☆☆☆☆

 

 

AX アックス (角川文庫)

AX アックス (角川文庫)