こんにちは、Nobuです。
今回は怪我したときのケア方法も考え方が変わってきている話です。
ネットで怪我した時の応急処置を検索するとRICEがでてきます。
RICEとは、Rest (安静) Icing (冷却) Compression (圧迫) Elevation (挙上)の頭文字です。
この処置を行うことで炎症を抑えて怪我が酷くなるのを防ぐのが目的になります。
怪我をRICE処理してみた。
今日はロードバイクで100kmほどを巡航速度も上げてながらカロリー消費のため走ってたのですが、流石に疲れてたのか不覚にも家の近くで転倒してしまいました。
ロードバイクでの転倒による擦過傷
ロードに乗り始めて6年目くらいですが、始めて走行中の転倒を経験しました。
家の近くには道路工事が何回も行われたおかげでアスファルトが凸凹になっている場所があるんです。
そこにタイヤをとられてしまいました。
おかげで縁石に乗り上げてコケて横に一回転。
自分に怪我はありましたが、ロードバイクはハンドルが少し曲がってペダルが擦れた程度ですみました。
転倒したとこに人がいなくてよかった。
なんとか家に帰れてシャワーでさっと洗い傷口をみると
石鹸の箱くらいの範囲で腫れ上がり擦れた傷がありました。
洗浄後は冷やして挙上して
洗浄後は氷嚢で冷やしながらソファの下に寝っ転がって怪我した足を乗せてました。
15分くらい氷嚢を当てて5分外して15分くらいまた当ててみたら、
見事に発赤と腫れは治まりました。
まぁ傷の痛みは流石に取れないですが。
RICEの動向
で、冷やしている間にRICEについて調べてたところ気になる記事を発見しました。
最近RICE提唱者がアイシングと圧迫、休養は怪我の治りを遅くするということを紹介してました。
RICEが使われだしたのはいつ?
RICEは1978年にDr. Gabe MirkinがSports medicine Book (1978) の中で提唱しスポーツコーチなどにより積極的に使われてきたようです。
本の中身は確認できませんでしたが、これを基に日本でもRICEが広まったと考えられます。
RICEが怪我の治りを遅くする?
しかし、Sep 16, 2015にこの博士が自身のHPで炎症を抑えるRICEは怪我の回復を遅くし、筋肉を硬くし耐久力を下げるという文献調査の結果を記事として上げています。
炎症というのは体の防御機構と傷の回復機構なので、それを抑えてしまうことは傷の治りが遅くなるというものです。
今後はどうするべきか
今までは怪我したらRICE処置をしなさいというのがここにきて変わってきています。
ただ、博士は短期間氷を当てて冷やし外すということを1, 2回行うことは推奨しています。
確かにRICEは傷の痛みを抑えてくれるので、あまりにも痛いときは冷やすほうが痛いままよりは良いのではと思います。
また、運動後は体を一度冷やしてストレッチすることで疲れが残りづらいです。
スポーツ文献を見たわけではないので、ここで簡単にRICEはやめましょうとも言えません。ある程度体の状態を見ながらアイシングなどを行う方がいいだろうというのが現在の感想です。
今後の動向を見ながら進展があればまた記事にしますね。